富士登山を快適に楽しむには、便利なアイテムを利用するのがよいでしょう。あまり荷物が多いと不便ですが、少なすぎても困るでしょう。必要なアイテムのほかに、いくつか追加して持っていくのがオススメです。
■富士登山をするときに持っていきたい道具
登山用ステッキ、携帯酸素、スプレー式鎮痛消炎剤、食料とサプリメント、マスク、耳栓、歯ブラシ(使い捨て)
・登山用ステッキ
ステッキを使うと、膝への負荷を和らげてくれます。ステッキがジャマになる人は、伸縮できるタイプを選択しましょう。
・携帯酸素
こまめに酸素を吸入すると、高山病のリスクを下げられます。
・スプレー式鎮痛消炎剤
歩き疲れた足にスプレーすれば、疲労が和らぐでしょう。
・食料とサプリメント
食料は、コンパクトで栄養が高いタイプがベストです。栄養価を高めるには、サプリメントも一緒に摂取するのがよいでしょう。
・マスク
防塵の役割があります。砂走りをするときは、特に効果的です。しかし、登るときは酸素の吸入が減ってしまうため、使わないほうがよいでしょう。
・耳栓
泊り込みで登山するならば、耳栓があると役立つことがあります。登山客のなかには、大きなイビキをかく人がいるかもしれません。イビキや雑音で寝不足になると、富士登山にも影響が出るでしょう。
・使い捨て歯ブラシ
山小屋に泊まるならば、使い捨て歯ブラシも必要でしょう。使用した歯ブラシは、ビニール袋に入れてゴミ箱に捨てましょう。
ここでは、富士登山の必需品を紹介していきましょう。
■必需品
防寒着、雨具、ザック、登山用の靴、軍手(ケガ予防・防寒)、懐中電灯やヘッドライト(夜間の登山で利用)、水やスポーツドリンク、日焼け止め(紫外線の照射を防ぐので、女性には必須)、ゴミ袋(ゴミは捨てないこと)、タオル(汗拭き、砂塵を避ける)、トイレットペーパー(水溶性が好ましい)、ウェットティッシュ(手を清潔にする、洗顔する)
■防寒着
3000mを超える高度を目指す富士登山では、防寒対策は必須です。富士山は、下界とは気温がまったく異なります。頂上付近は、真夏でも寒さを感じるでしょう。
服装の基本は、重ね着になります。汗を速やかに乾燥させるインナーも導入しましょう。汗が冷えてしまうと、急激に体温を奪います。
高度が増すほどに寒くなるので、低い山を登るときと同じ考えではいけません。
■雨具
上下セパレートタイプがベストです。ポンチョタイプと比べ、しっかりと雨を防げます。横殴りの雨が降ったときは、セパレートタイプが重宝します。
■ザック
30リットルくらいの容量は確保しましょう。装備を整えるためには、ある程度の容量がないとだめです。
■靴
重たい靴を使用していると、スタミナの消耗が激しくなります。足首を固定できる登山用のシューズがベストです。用意できないときは、トレッキングシューズで代用しましょう。
馴染まない靴を履いていると、転んでケガをするリスクが増すため、富士登山に挑戦する前に、履き慣らしておきましょう。
安全な登山のためには、適切な装備が必要です。最低限の装備には、登山靴、雨具、防寒具、水などがあります。そのほか、自分に必要な道具を把握し、用意しておきましょう。
富士登山は、5合目までは簡単に到着できます。5合目から山頂を目指すため、甘い気持ちで望む人も多いようです。
富士登山では、かなりの距離を移動します。傾斜を昇ったり、下りたりすることも多いので、足や膝・腰などにも負荷がかかるでしょう。
山頂付近は気温が6度くらいです。風が吹いていれば体感温度は0度くらいになります。地上よりも気圧が低いため、高山病が発生する可能性もあります。
■富士登山向けのトレーニング
体を慣らして快適に登山を楽しみましょう。心肺機能が向上すれば、高山病にかかるリスクは低くなります。
そのために、ジョギングやウォーキング、水泳、自転車などの運動を取り入れましょう。基礎体力が高まれば、登山をしていても体や心に余裕が出るのです。
運動をするときは、ケガをしないように注意します。特に、普段から運動しない人が無理をすると、筋肉痛になって登山ができなくなることもあります。
■登山初心者の場合
日本一の標高を誇る山が富士山です。登山経験のない人が富士登山に挑戦するのは避けるべきです。初めは低い山から挑戦し、少しずつ登山に体を慣らしていきます。
登山経験が多くなると、スタミナを蓄えながら移動できるようになってきます。移動距離の長い登山では、いかにスタミナを温存するかが大切なのです。
必要な道具を忘れてしまえば、富士登山の最中に困ることになります。道具の持ち忘れを防止するには、チェックリストを作るのがよいでしょう。チェックリストには、必需品のほか、あると便利な道具など、自分なりに項目分けしておきます。
リストに含めたい道具には、携帯電話や健康保険証があります。ケガ人が出たときは、この2つがないと非常に不便です。
■自分にとっての必需品を用意する
性別によっても異なるでしょう。女性ならば、化粧品、スキンケア用品、生理用品などでしょう。足腰が弱い人ならば、ステッキがあると便利です。
コンタクトレンズを着用している人なら、スペアを持っていきましょう。万が一、レンズを地面に落としてしまった場合、探すのは容易ではありません。
自分にとって必要な道具は、自分にしか分かりません。普段からの生活を思い起こし、必需品をピックアップしていきましょう。
■ザックの容量に注意する
富士登山には、さまざまな道具が必要です。しかし、道具が多くなりすぎると、ザックの容量・重さも増してしまいます。ザックが重たくなると、疲労が溜まりやすくなります。
荷物を軽くするためには、不要な道具を持ち込まないようにします。荷物を減らす方法には、食料や水を山小屋から入手する方法があります。ただし、費用がかかりますし、富士登山のオフシーズンだと行えないのがデメリットです。
トイレの使用にも料金がかかるので、費用を多めに見積もってリストに記載しておきましょう。
富士登山に挑戦するなら、快適な天候を選んで望みたいものです。山の天候は不安定なので、天気予報を確認しながら、しっかりとした装備を整えましょう。快晴から曇りに変化し、小雨が降ってくるのもめずらしくはありません。
■雨具の用意
雨具は必須です。傘を用意すれば万全だと考える人がいますが、これだけでは危険です。
標高の高い富士山を目指すルートは、強い風が傘を飛ばしてしまうこともあります。傘が破損してしまえば、雨具としての機能を果たさなくなります。
また、傘は視界を狭くします。前方が見えなくなって転んだときなど、受身も取りにくくなるでしょう。
■気温に注意する
下界は30度くらいあっても、頂上は0度しかないときもあります。富士登山をするなら、しっかりとした防寒対策が求められます。
■ガスに注意する
ガスが出てくると、スムーズに移動できなくなります。御来光が目的で登山をしている人は、見られなくなる可能性もあります。
ガスの発生は湿度と関係しています。湿度が高ければ、ガスが発生しやすいため、御来光を見るには適していないのです。
■高山病に注意する
山頂の気圧は640ヘクトパスカルくらいです。空気が非常に薄いため、スタミナが低下して高山病にかかるリスクも高くなります。
■情報を集める
通常の天気予報ではなく、富士登山のための情報を入手しましょう。降水確率と気温だけでなく、湿度、風向、風速、気圧などもしっかり把握しておきましょう。
長い道のりの富士登山では、山小屋は欠かせません。トイレタイム、売店で物を買う、天気が悪くなったときの待機など、いろいろな場面で役立つでしょう。
宿泊をかねて富士登山をする人にも、山小屋は嬉しい存在です。本格的な旅館とは異なり、食事を食べたり、寝たりする場所が用意されているだけです。トイレは水洗ではなく、浴室もありません。
それでも、外で過ごすよりは、ゆっくりと体を休められます。
■山小屋の営業
山開き~山じまいまでとなりますが、吉田口は秋ごろまで営業しています。5合目にある山小屋は、10月ごろまで利用できることもあるようです。
山小屋の営業時間は、場所によって違ってきます。閉店するのは21~1時くらいですが、24時間営業を取り入れている場所もあります。
■売店
富士登山を楽しくしてくれるのが売店の存在です。売店では、飲食物のほか、記念品も売られています。
軽食を提供している施設もありますが、値段は高額になっています。山小屋の商品が高額なのはめずらしくありませんが、特に富士登山道に位置する山小屋は、利用料が高いと言われています。
■売店を利用するうえでの注意
夜間になると閉店する売店が多いので注意しましょう。トイレの利用は、営業時間内であれば問題ありません。
宿泊料金は、素泊まりと食事つきでは、1,000円くらいの価格差があります。素泊まりだと5,000円以上が相場で、食事つきだと6,000円以上が相場となります。
富士登山でいう山小屋は、休憩と宿泊をかねた施設です。ホテルや旅館のようなサービスは用意されておらず、休憩所のような役割を果たしています。軽食を食べたり、軽く眠ったりするときに利用するのが一般的です。
移動距離が長い富士登山では、山小屋は欠かせません。山小屋の数によって、登山の難しさにも差が出てきます。初めて富士山を登るならば、山小屋が多く設置されている登山口を選択するのがよいでしょう。
■富士登山をするのに適した時期
山開き~山じまいの期間内に挑戦するのがよいでしょう。山小屋の営業が終わる時期だと、売店やトイレを使用できなくなり、不便を感じるでしょう。万が一の事態を考えると、安全策を選びたいところです。
■シーズンオフの登山
山小屋が使えない時期に富士登山を計画しているなら、いろいろな道具をそろえてから挑戦することになります。道具が多くなることで荷物の重量も増すので、登山をするために多くのスタミナが必要となります。
■予約について
山小屋で宿泊するなら、事前予約をするのが基本です。定員がいっぱいの場合、宿泊できないので注意しましょう。
予約を取るタイミングは、早めがよいでしょう。混雑するシーズンや週末では、予約が取りにくくなるからです。各登山口の山小屋の宿泊料金は、それほど差がありません。
■山小屋の場所
5合目~頂上までの登山道に点在しています。山小屋の数は、なるべく多いほうがよいのです。御殿場口は山小屋が少なく、5合目と7合目だけです。
富士登山バスツアーの利用を考えているなら、デメリットについても知っておくべきでしょう。旅行会社の宣伝ではメリットが強調されていますが、個人でプランを組むのと比べて不都合なこともあります。
■自分のペースを保ちにくい
バスツアーをかねた登山では、大勢の人と一緒に登山を楽しむことになります。移動するのに時間がかかる人がいれば、その人にペースを合わせて移動します。
移動するのが早い人だと、ストレスを感じるかもしれません。
自分のペースを保てないと、疲労を感じやすくなります。イライラしやすい人だと、ストレスも溜まりやすいでしょう。
また、人と接するのが苦手な人も、バスツアーは向いていません。周囲とのコミュニケーションが苦手ならば、大勢での行動はストレスにつながるでしょう。
■シビアなスケジュール
富士登山日帰りプランだと、どうしても時間に余裕がなくなります。「お鉢巡りプラン」で御来光を眺めるならば、十分な時間が確保できません。
余裕を持ったプランを選ぶなら、いろいろな情報を集めて比較してみましょう。情報サイトから富士登山の口コミやランキングなどを探し、比較検討してみましょう。旅行会社を選ぶときも、評判のよい会社を探したいものです。
■山小屋の選択
自分でプランを立てるならば、好きな山小屋を選択できます。ただし、山小屋が空いているとは限りません。バスツアーを選択していても、山小屋の利用における優遇制度はありません。
富士登山を安全に楽しむなら、バスツアーを組むのがよいでしょう。旅行会社によっていろいろなプランを組んでいるので、自分に合ったプランをみつけて参加しましょう。
■富士登山ツアーの基本プラン
・集合エリアから5合目までバスで移動
・山小屋での休憩と宿泊
・休憩後、頂上までの移動
・下山する(5合目まで)
・帰着エリアまでバスで移動
■集合エリア~富士登山口
添乗員による説明を聞きながら現地を目指します。5合目から登山を開始し、ガイドの説明を聞きながら頂上まで移動します。
初めて富士山に登るならば、少しくらい割高なプランだとしても、添乗員とガイドは必要です。天候が悪いときや高山病への対処法を聞けるので、安心して登山を楽しめるでしょう。登山に慣れている人でも、富士登山の経験がないならば、充実したプランを選びたいものです。
■山小屋での休憩と宿泊
プランによって休憩・宿泊をする山小屋が違ってきます。山頂に高い場所にある山小屋だと、休憩したあとの登山が楽です。しかし、高山病にかかりやすくなるため、メリットだけではありません。
■プランの種類
「お鉢巡りプラン」「御来光プラン」は人気があります。お鉢巡りプランは、スタミナがある人でないと厳しいでしょう。プランによって難易度が異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、登山が終わったあとに、料理を食べたり、温泉に浸かったりするプランもあります。出発時刻でプランを選ぶときは、自分の都合のよい時間帯から探しましょう。
富士登山を楽しむためには、バスツアーの選びかたにも気を配りましょう。バスツアーの内容を充実させて、添乗員・ガイド付き、お鉢巡り、山小屋、食事付き、温泉付きを選んでも、料金が格安だと満足できないケースも多いようです。
富士登山を充実させるためには、複数のバスツアーを比較しながら選ぶことも大切なのです。同じ価格を設定しているならば、サービスの質がよい業者を選びます。サービスの質が同じならば、価格の安い業者を選びます。
同一の内容で比較することで、条件にマッチした業者が見つかるでしょう。
■バスの選びかた
バスの種類が変われば、乗り心地も違ってきます。長い時間の乗車になるならば、トイレが付いていて、乗り心地がよいシートを選択したいものです。薄型のシートを採用しているバスだと、背中を痛くしたり、疲れを促したりします。
トイレがないバスを選ぶときは、こまめにトイレタイムを設定しているツアーがオススメです。
■参加人数について
富士登山のバスツアーでは、1名からの利用に対応している業者が多くなっています。しかし、大勢で利用するときは、バスのシートが限定されているので確認が求められます。
■お得な特典
割引券を配布していたり、富士登山の記念グッズを用意していたり、各プランによって趣向が違います。
■フリープラン
自由度が高いプランです。上級者には魅力が大きいプランです。その反面、初めて富士山に挑戦する人には向いていません。
