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方式によるトイレの使用法

富士登山をするときは、トイレの使いかたを知っておくことが大切です。トイレの種類によって使い勝手が違うためです。説明書きを読んでから利用するのが基本なので、事前に調べておきましょう。 富士山のトイレは、水道が配備されていないため、水を使用して洗浄できません。トイレをキレイにすることは、登山者に課せられる役割でもあるのです。 ■おがくず式(バイオ式)トイレ 富士宮口や御殿場口に多いタイプです。使用したあとは、攪拌装置を使っておがくずと混合し、バイオの力で分解するのです。 トイレットペーパーは、用意されたものを使用するか、持参することになります。富士登山では、使用できるペーパーは水溶性に限定されるので、通常のティッシュペーパーは使えません。 また、タバコは絶対に捨てないようにしましょう。 ■カキ殻式(水浄化循環式)トイレ 須走口の山小屋に設置されています。便器にはトイレットペーパーを捨てられないので、設置されたゴミ箱に捨てましょう。 ■燃焼式トイレ 山頂の近くに設置されています。焼却処分が可能なので、トイレットペーパーを捨てても大丈夫ですが、いたずらをして大量に投げ込むのは避けましょう。焼却装置が故障すると、汚物を処理できなくなります。 ■簡易水洗式トイレ ウォーターガンで処理するタイプです。水には限りがあるので、節度をわきまえて使用しましょう。 以上が、富士登山道に設置されているトイレです。それぞれ特徴が異なるので、基本的な使いかたを把握しておくと便利です。

富士登山をする前に

富士登山を考えている人は、富士山の基本について知っておきましょう。富士山の標高は3776mです。日本の山では最も標高が高く、多くの登山者の憧れです。 富士登山道は、静岡県側の富士宮口、須走口、御殿場口と、山梨県側の吉田口の4つになります。登山に向いている季節は、山開き(7月1日)~山じまい(8月26日)です。初めて富士山に登る人は、この期間内に計画を立てるのがよいでしょう。登山のシーズンでは、ほとんどの山小屋が開いており、便利に活用できるからです。 山開きのあとは、全国から大勢の登山客が訪れます。日本人のほか、海外から登山を楽しみにくる人もたくさんいるようです。 ■富士登山の注意点 山開きは7月1日からですが、雪が多く残っている登山道では7月半ばくらいまでは通行止めになることもあります。富士山は、3000m級の山のなかでも登山に要する時間は短いようです。手軽に登山が楽しめるため、日帰り登山、昼夜を通しての登山、薄暗い時間帯からの登山、暗くなったら山小屋で時間を過ごすなど、人によって登山の方法はさまざまです。 大勢の人たちが登山をするため、甘い気持ちで挑戦する人もいますが、登山経験がまったくない人は注意しましょう。遠方から眺める富士山は綺麗ですが、登山を始めてみると火山灰が多いため、想像しているよりも大変だと感じるはずです。 また、天気の状態によっては、高山病にかかるケースもあります。登山には体力も必要なので、普段からほとんど運動をしていない人だと、かなり苦労すると考えてよいでしょう。

富士登山の思い出を残す

富士登山を楽しんだら、写真を撮って思い出にしたいと考える人は多いでしょう。写真を撮影するためには、デジタルカメラと携帯電話の2つを用意しましょう。撮影だけならばデジタルカメラだけでも不都合はありませんが、緊急時の連絡をするときには携帯電話が必要なのです。 それとは逆に、携帯電話だけでも不便です。最近の携帯電話は高性能になってきており、高画質の写真撮影にも対応できます。 しかし、写真撮影を頻繁にすれば、携帯電話のバッテリーは確実に減っていきます。バッテリーがゼロになってしまうと、トラブルが発生したときに連絡ができなくなります。主なトラブルとしては、高山病や落石による事故があります。 長距離を移動する富士登山は、さまざまな危険性が潜んでいます。安全に登山を楽しむためには、携帯電話は欠かせない道具なのです。 デジタルカメラを持っていない人は、携帯電話で撮影することが多くなります。バッテリーを確保するためには、予備のバッテリーを持参するようにします。 山小屋の電気で充電すればよいと考える人もいますが、自家発電なので電力の供給は限られています。電気の使用は最低限度に留められているため、携帯電話の充電には使えないのです。 富士登山に要する時間は、10時間を超えるケースもあります。電源を入れておくだけでもバッテリーが消耗するため、使用しないときは電源を切っておきます。特に寒い季節になると、バッテリーの減りが早くなるので注意が必要です。

富士登山のベストシーズン

富士登山のベストシーズンは夏季になります。7月初旬~8月下旬までの間は、快適に登山が楽しめます。このシーズンは、6合目に富士山安全指導センターが置かれ、気象情報の提供、トラブル発生時のサポートなども行っています。 7合目と8合目には救護所も設置されています。具合が悪くなったり、ケガ人が発生したりしたときなど、いろいろとサポートしてくれます。 ベストシーズンは、下山道のトイレも使えます。富士登山が初めての人は、ベストシーズンにスケジュールを設定してプランを立てるのがよいでしょう。 高山病や落石のリスクは、シーズンに関係なく発生するので注意です。万が一のトラブルに対処できるように、しっかりとした装備が求められます。 ■祭りごと ・山裾の神社での前夜祭・開山祭(6月30日と7月1日) ・山じまいの祭り(8月26日) お祭りに参加するのも富士山の楽しみかたの1つです。登山とあわせて参加するのもよいでしょう。 ■危険なシーズン 9月を過ぎると、富士登山のリスクが増します。山小屋、富士山安全指導センター、救護所などが閉められるので、十分なサポートを受けられなくなります。 10月になると冬山になるので、よほどの熟練者でないのなら、登山をするのは止めたほうがよいでしょう。富士山の天候は、下界とはまったく異なります。下界では快適な気温だとしても、頂上付近はマイナスになっているケースも多いのです。 富士登山をシーズンオフに挑戦するならば、登山計画書を関係警察署に提出します。

富士登山のプラン設計

しっかりしたプランを設計し、富士登山を楽しみましょう。 ■登山口を決める 登山の所要時間や難易度を考慮し、登山口を決めていきます。スタート地点の5合目の標高には差があり、これだけで5~8時間くらいも登山に要する時間に差が出るのです。所要時間の数値は、登りを目安にしており、下りは半分くらいになります。 ■富士登山のオススメプラン 宿泊プラン、御来光プラン、お鉢巡りプラン、日帰りプランなどです。 ・宿泊プラン 富士登山が初めての人は、宿泊プランがオススメです。昼くらいに登山を開始し、山小屋で休憩したり、軽食を食べたり、宿泊したりします。休憩をして深夜になったら、御来光を眺めるために山小屋をあとにします。 宿泊をかねたプランは、スタミナに自信がない人や、家族で登山を楽しむ人に適しています。 ・御来光プラン 夕方から登山を開始し、夜間を通して移動します。御来光の時間に合わせて、登山道を移動していきます。 御来光プランは、夜間の移動もあることから、スタミナを確保するのがポイントとなります。自分のペースを保てなくなると、高山病にかかるリスクもあります。 また、山小屋が開いていない時間帯に移動するため、休憩をする場所の確保にも気を使います。 ・お鉢巡りプラン 富士登山の最高地点である剣ヶ峰までを移動します。かなり時間がかかるので、初心者には向いていません。 ・日帰りプラン 朝早くから移動を開始し、昼を目途にして頂上まで移動します。初心者に適したプランですが、下りの移動時には周辺が暗くなっています。安全に下山するために、懐中電灯を用意しておきましょう。

富士登山で避けたいこと

富士登山を楽しんでいても、高山病にかかると下山をよぎなくされることも多いでしょう。高山病を予防するための方法はたくさんありますが、知らないところにリスクが隠れているケースもあります。 ■アルコールの摂取に注意する 適度なアルコールは、気持ちを高めてくれます。疲労回復のためにもアルコールは役立ちますが、高山病のリスクを高めるデメリットもあるのです。アルコールを摂取すると、呼吸に影響が出てしまい、酸素が足りなくなってしまうのです。 また、体中の水分が不足する「脱水症状」も起こりやすくなります。脱水して血液がドロドロになると、酸素の供給も悪くなるでしょう。 アルコールを摂取するときは、富士登山の当日にアルコールが残らないようにしましょう。二日酔いの状態で歩くのは、高山病のリスクを高めるので注意しましょう。 ■タバコの喫煙を控える タバコに含まれるニコチンは、毛細血管を収縮させます。肺動脈圧を上げる作用もあるので、高山病を防ぐためにはタバコは控えるべきです。 ■睡眠時の注意 アルコールと同じく、睡眠しているときは呼吸の機能が低下しています。呼吸が浅くなるタイミングは、眠っているときです。喫煙習慣のある人が眠るときは十分に注意しましょう。 ■そのほかの注意点 体調が悪いときは、富士登山を控えたほうが無難です。また、登山の当日にハードなスポーツをしてスタミナを使うのも避けるべきです。ベルトを使うときは、腹部に負担とならないタイプを選びましょう。

富士山へのアクセス方法

富士登山口へのアクセスはいくつかあります。 マイカー、バス、電車などが一般的なので、それぞれのメリット・デメリットを知っておきましょう。 ■マイカー 8月初旬~中旬くらいは、多くの登山者でにぎわいます。マイカー規制が行われるので注意しましょう。 時間帯や区間によっては通行止めになります。車両が通れないのはもちろんのこと、人も通れなくなります。マイカー規制が行われる期間は、別の乗り物で移動します。 高速道路で移動するならば、富士山までの距離が短いICを選びましょう。各方面によってICが違ってくるので、事前に確認しておきましょう。 東京方面から移動するならば、東名高速道路を使用しますが、目指すのは富士吉田ICです。大阪や名古屋から移動するときも、東名高速道路を使用しますが、目指すのは富士ICになります。新宿や長野方面から移動するならば、目指すのは河口湖ICです。 ■バス 中央高速バスと東名高速バスのどちらかを利用します。 ■電車 新宿方面JR中央線(特急)、東海道新幹線、富士急行線などから選びます。 富士登山のアクセスでは、マイカーよりも公共の乗り物を利用したほうが楽なことが多いようです。マイカーだと、マイカー規制の期間や高速道路のICなどをチェックする必要があります。 渋滞に巻き込まれてしまえば、運転による疲労も蓄積し、富士登山のために使うスタミナが足りなくなるかもしれません。富士山に登るのが初めての人は、十分なスタミナを蓄えておきたいものです。

富士山のトイレの事情

富士登山をするなら、トイレ事情についても知っておきましょう。トイレを借りるには、料金が100~200円かかります。 料金がかかるのは、トイレをキレイにするメンテナンスの費用を確保するためです。点検、清掃、修繕、動力用の燃料のためのコストです。 ■トイレの形式 おがくず式、燃焼式、カキ殻式などです。近年では、環境配慮型のトイレを導入しているので、昔よりはキレイになっています。 ただ、トイレットペーパーがないトイレもあるので、水溶性トイレットペーパーを用意するべきでしょう。トイレの使い勝手が分からないときは、説明書きを読んでから使用しましょう。 ■公衆トイレ 環境省や自治体が、富士登山をする人のために用意したトイレです。 ■山小屋のトイレ 各山小屋が管理しています。山小屋のトイレは、オフシーズンは閉じてしまいます。7~8月の富士登山シーズンは便利ですが、それ以外のシーズンは使えないのです。 山小屋によっては、9月でもトイレを開放しています。しかし、登山シーズンと比べると、確実に設置場所が減少します。 トイレの用意は、富士登山をする人には欠かせない問題です。シーズンを過ぎてから登山をするときは、山小屋に連絡して詳細を聞いてみましょう。 ■夜間のトイレの使用 悪臭を考慮し、山小屋から距離を置いたところに設置されています。夜間に使用するときは、懐中電灯があると便利です。電灯が常備されている山小屋ならば、懐中電灯は不要なので、事前に山小屋に連絡して聞いておきましょう。

高山病を防ぐには

高い山に登るときは、高山病のリスクを考えましょう。高度が増してくると、酸素が薄くなってきます。途中で気分が悪くなってきたら、高山病の症状が出始めているのかもしれません。 ■高山病の自覚症状 消化器の症状(食欲不振、嘔吐など)、めまい、倦怠感、虚脱感、朦朧感、睡眠障害などがみられます。休んでも解消しないようならば、富士登山をストップして下山を考えるしかないでしょう。 ■高山病を防ぐポイント ゆっくりと歩くようにします。富士登山の道のりは長いので、無理をするのは避けるべきです。 急いで移動すれば、スタミナの消耗が激しくなり、酸素が足りなくなってしまいます。特に呼吸器の機能が弱いかたは、高山病のリスクも高くなるので注意しましょう。 適度な休憩を取る方法も、高山病の予防のために役立ちます。ゆっくりと時間をかけて移動すれば、スタミナを維持した状態で山頂を目指せます。高度に体を慣れさせるためにも、無理をしないで時間をかけて移動しましょう。 ■富士登山で特に注意したい場所 7合目あたりで山小屋を利用するときは、気をつけましょう。高山病の自覚症状がみられるときは、まずは疲れを解消します。仮眠を取ってしまうと、呼吸回数や酸素の供給量の問題から、さらに酸素が不足する状態を招いてしまうからです。 ■水分を補給する 水分が不足しないように注意しましょう。水分不足は、血液の流れや酸素の循環を悪くします。酸素が不足すると高山病のリスクが増すため、十分な酸素を供給するために「深呼吸」を取り入れましょう。

高山病を解消するには

高山病は、富士登山をするうえで無視できない症状です。健康な人でもかかる可能性があるので、しっかりとした対策を取ることが大切です。 高山病の自覚症状が表れたときは、高度が低い地点まで下がりましょう。せっかく登ったのに下がるのは抵抗があるはずですが、酸素が少ない状態は危険です。 低い場所まで移動すれば、酸素が濃くなってくるので、自覚症状も軽減してくるでしょう。体調がよくなったら、再び頂上を目指して移動しましょう。 高山病を防ぐには、酸素ボンベも役に立ちます。携帯酸素ボンベを使えば、高山病を防げるでしょう。 酸素ボンベは富士登山の途中にある山小屋でも販売していますが、営業時間外だと購入できません。安全に富士登山を楽しむためには、酸素ボンベの予備は必須です。通信販売やスポーツ店などを利用して入手しましょう。 ■下山を考えるとき 休憩したり、酸素ボンベを使ったりしても高山病が解消しないときは、下山するしかありません。重度の高山病になると、少しくらい高度を下げても改善しないことも多いようです。症状が悪化すれば、病院での治療が必須となるので、速やかに下山するべきでしょう。 ■腹式呼吸をマスターする 腹式呼吸をマスターすれば、高山病のリスクを低減できます。特に富士山のような高い山を登るときに役立つ呼吸法なのです。 口から二酸化炭素を排出し、鼻から酸素を吸入するのです。意識して行わないと難しいですが、練習すればできるようになります。

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